派遣でもやりがいが持てる職場

結婚をして旦那のUターン転職に着いていくことになり地元を離れました。新天地でイチからの仕事探しとなり、転職サイトやハローワークなどで正社員を探しましたが、不景気もありなかなか思うように採用が決まらず、このまま収入なしで仕事を探し続けるのも苦しくなり、派遣会社に登録しました。

まだ20代だったこともあり、思った以上に早く仕事が決まり、駅前の広告会社で働くことになりました。その広告会社は、正社員1割、契約社員7割、派遣社員2割というちょっと変わった雇用形態の会社で、基本的に正社員は管理職やリーダーのみ、実行動をとるのは契約社員、サポート業務に派遣社員を使っていました。私は営業マンのサポート業務ということで仕事をしていました。コピーや簡単な資料作成をはじめ、フリーペーパーに載せる写真を選んだり、記事の原稿を書いたり、時にはクライアントと電話で簡単な打ち合わせや、メールでのやりとりもしていました。営業マンは取引先のクライアントとの打ち合わせや新規の顧客を獲得しに日中外に出るので、営業マンがクライアントと打ち合わせしてきた内容を昼間の間に進めておく、という形です。

話が前後しますが、私は以前は契約社員で事務員をしていて、本当に庶務のような事しかしたことがなかったし、責任のかかる作業もしたことがなかったので、仕事に対して、もっとやりがいをもって取り組める業務ができたら良いのになと思っていました。今回派遣社員での営業事務も、庶務のような作業しかしないのかと思っていましたが、フタを開けてみると、原稿を書いたり、そこに使う写真を選んだり、時にはクライアントに怒られることもありましたが、電話でやりとりをしたり、とてもやりがいのある仕事で本当に楽しく仕事ができました。

会社の体制が、正社員がほとんどいない会社だったので、派遣社員も、ちゃんとイチ戦力として動いてもらわないと困る、そこに座っているだけじゃ困る、自分で考えて動ける人じゃないと困る。という風土でした。それが、私にとってはとても刺激的でやりがいもあり、楽しく仕事ができていました。また、営業マンではないので、毎月のノルマや売り上げ数字に追われることもなかったので、それも私にとっては働きやすいなと思った一つの理由です。そして、私たちも原稿を書いたりしていますが、最終的にはそのクライアントを担当している営業マンが最終チェックののち印刷にかけるので、本当の最終責任が自分ではない。という所も、文章の書き方や言い回しなどを思い切っていろいろ挑戦できるきっかけになってとても良かったです。

ただ、「あくまで原稿の最終責任は営業マン」というかたちだったので、私がしたミスも営業マンの責任として営業マンが上司に怒られていました。そこは、派遣社員さんだから。と甘やかしてもらっていたと思います。私としては、元をたどれば私のミスなので、もっと派遣社員に厳しくても良いんじゃないのかなと感じていました。

これは、良かった点、悪かった点の両方になりますが、正社員・契約社員と派遣社員では通勤の形態が違っていました。車通勤NGの会社だったので、公共交通機関を利用して出勤しますが、正社員・契約社員は定期代などの交通費を支給されていましたが、派遣社員は出してもらえませんでした。ただ、正社員・契約社員は自転車通勤もNGだったので、職場まで一駅。という人も電車を使っていました(歩くには微妙に遠い)。そんなに都会の街でもないので、たかが一駅の為に30分待ったり、ちょっと不便そうでした。かたや派遣社員は自転車OKだったので、私は暑い時期、妊娠中の寒い時期以外は自転車で通勤していました。良い運動にもなるし、気分転換にもなって楽しかったです。

正社員と派遣社員間でのトラブルはありがちですが、私は派遣社員で働いたことによってとても働きやすかったなと思えた部分が多かったように思います。ボーナス等もないし、時給も安いので収入にだいぶ開きがあるのは悲しかったですが…。